DTD Production Guide
DTDは、Duct Tape Dummyの略称です。
これはケモノスーツ制作では定番の採寸方法であり、メジャーでの計測よりも正確な身体のサイズ情報を得ることができます。 私たちがケモノスーツを作るために必ず必要なもののため、ご自身で制作される場合は家族や友人に協力してもらいできるだけ正確に制作をお願いいたします。
※ご自身での制作が困難な場合はK-LINEにて一律¥5,000円にて制作を承ります。
【頭部の制作方法】
■必要なもの
はさみ、カッター、マジック、ビニール袋、布テープ(ガムテープではなく布テープでお願いします)
※本作業は一人で行うと危険なため、必ず二人以上の人にサポートをしていただきながら制作を行ってください。
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まず最初に袋を被り、口や鼻など呼吸ができる状態に袋に穴を開けてください。
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始めに図のような形で頭の頭頂部から顎にかけて固定をするとDTDがズレにくくなります。
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目、鼻、口を避けて他の部分をテープで固定していきます。
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頭ができたら首から肩にかけても制作します。
この部分は形がやや複雑になるのでラップで立体的に体に貼ってください。
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ラップは必ず肩と胸まで覆い、大きく貼ってください。
この作業を行うことでお客様の首の長さと、肩周りの形が把握できるようになります。
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胸と背中はVの文字のようにテープを貼ってください。
余ったラップ部分はカットしなくても問題ありません。最終的に図のようになります。
後頭部にはDTDをカットするための線を引きます。頭頂部までカットすれば問題なく脱げるはずです。
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DTDを脱いだら名前を書いて完成です。お疲れ様でした!
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【ボディダミー制作チュートリアル】
必要な道具は頭の時と同じです。
型取りをするときはできるだけ身体のシルエットをとりやすい服装にしましょう。スポーツインナーや全身タイツ等が適しています。
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体の姿勢は両腕を水平に保ち、少し足を広げた状態を保ってください。
水平を保つのはとても大変なので、何か棒状の物を掴むと良いでしょう。
疲れても右の写真ように、腕を下げないでください。
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ビニール袋を雨合羽のように加工します。
最初にウエスト周りをテープで巻いていきます
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首の穴は大きくなりすぎてるので、ラップで細かい部分を補います。
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図のように細かい部分までしっかりとテープを付けていきます。
この時、カットの時のことも考えきつくなり過ぎずに、少し緩めに貼りましょう。
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次に腕を制作します。
腕全体が覆えるようにビニールを被せます。肩の接合部分は取れやすいので最初にテープで固定しましょう。
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肩の接合部分が固定できたら腕全体をテープで巻いていきます。 上半身が完成しました。腕の長さがわかるように、手首までしっかりテープで固定します。
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最後に下半身です。こちらもラップまたはビニール袋で全体を覆っていきます。
ここで注意したいのが股間の部分です。デリケートな部分なため曖昧に制作しがちですが、緩くし過ぎてしまうと股が落ちてしまい、サイズが変わってきてしまいます。
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股間のテープが貼れたら引き続き足も繋げていきます。
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足首まで制作してこれでテープの貼り付けは完成です。
次いでカットする線を書きます。首からへそまでまっすぐにカットラインを書きましょう。また尻尾位置が確認できるように、お尻に黒い点も書いてください。
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体の横の部分は写真のように線を入れてください。
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カット前にどちらが体の前面かマーキングしてください。
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全ての線が引けたらカットしていきます。
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カットをしつつ脱いでいきます。
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綺麗にカットできました!この時全てのパーツは分離せずにつながった状態になるはずです。細かく分けずにその状態で送ってください。
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完成した頭と身体のDTD、それらに加えて手の型、サンダルの合計4点をK-LINEまでお送りください。
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